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KOJIRO

360度方向にグラグラして不安定感がマックスで楽しめる

 通常の一本歯下駄は前後にグラグラするだけだが、KOJIROは360度方向にグラグラして不安定感がマックスで楽しめる。そのため、ダンサーやバレリーナ、あるいはスノーボード、スキー、サーフィンなどバランス系スポーツのサブトレーニングに威力を発揮するのだ。歯の裏のゴムが付けられないため、室内トレーニングオンリーで使っている。

腰痛気味の方、立ち仕事がメインの方、あるいはデスクワークの方、体の後ろ部分が固い方はぜひこの一点歯下駄KOJIROで歩いてみて欲しい。1日10〜15分、室内で歩くだけで体は劇的に変わるはず。

捻る(ねじる・ひねる)という動作は普段意識してするものではない。ダンスとか特殊なシチュエーションでのみで使われるもの。

日常生活で立って歩くだけの動きしかしないのが現代人。それに加えて、階段を昇り降りするくらいが関の山。

ラジオ体操が体に効くのはこの「捻る」という動作が要所要所にあるからなのだと最近とみに感じている。

ナンバの動きでは捻らないことが鍵になっている。これは効率よく体を動かすためであると私自身は考えているけれど、体をほぐす目的なら血流を良くするために捻ることも必要なのではないかと思うのである。TPOに応じて動きを使い分けるということだ。

中高年になってくれば頭も体も固くなる。自由に体が動かせなくなることも多々あるだろう。しなやかで柔軟な体を維持するために、一本歯下駄はかなり効果が期待できるはず。

一本歯下駄でただ歩くのにマンネリになってきたのであれば、この一点歯下駄KOJIROは新たな楽しみを提供してくれるであろう。

下駄登山

登山靴で山を登るのが当たり前。そんな中を鼻歌を歌いながら一本歯下駄で駆け上るのは快感​

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 1,300年前にもしシューズが存在していたら修験者たちは一本歯下駄を手放しただろうか?

 一本歯下駄で走るランナーはじわじわと増えつつあるけれど、まだまだ一本歯下駄で山を登る者はマイナーな存在かも知れない。これまでの一本歯下駄での登山についてあれこれ気づいたことをまとめておきたいと思います。

 

1)登山に適した一本歯下駄

 一本歯下駄であれば何でもいいという訳ではありません。舗装された街の歩道と山道では明らかに異なる状況で、起こり得るリスクについても考えておく必要があるのです。

 下駄の歯の高さは10センチ前後が一番適していると考えます。最初の金剛山登山では約15センチの高さの一本歯下駄を履いていましたが、重さも含めて小ぶりな一本歯下駄の方が取り回しは楽です。よほど熟練した者でない限り15センチを超える高さの一本歯下駄で山に入るには、それなりの覚悟が必要です。

 最大のリスクは、転倒。転倒の際に鼻緒の前坪部分に一番力がかかるため、恐らく体重の2~3倍の力で鼻緒をは引っ張られます。歩くだけなら大したことはありませんが、山道の下り等でこれが起こると鼻緒が切れたりちぎれたりすることもあり得ます。

 歯の底に取り付けるタイヤゴムは自転車のものを使います。信頼できるのはやはりパナレーサーのスーパーハード。それでも、夏場の舗装路を長時間走ったり、石畳やセメント舗装などが多い登山道では摩耗は早くなります。最近の山行では予備のタイヤゴムを持参するようにしています。

 登りは一本歯下駄でも、下山は無理に一本歯下駄を履く必要はありません。ワラーチやスポーツサンダルなど軽いものを万が一に備えて用意しておくのも賢明です。

 鼻緒は約3.5センチ径のオリジナル極太鼻緒で製作してあります。長時間歩き走りをしても疲れにくいといえます。これは、鼻緒が下駄の重みを足の甲全体に分散させてくれるからで、細身の鼻緒と比べてクッション性もあり足全体をすっぽり包み込んでくれるがゆえに疲労感が断然違うのです。

足首

舗装された道だけ歩を歩く現代人は、凸凹な不整地を歩くことに慣れていない

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 ふだんシューズでアスファルト等の舗装路しか歩かない(走らない)人にしてみれば、一本歯下駄で不整地を歩き走りするのは至難の業です。ランナーの場合、オンロード専門のシューズランナーがたとえば、トレイルの下りで転倒しやすくなる状況にも相通じるものがあります。

 足首の固い人は、シューズを履くことでさらに足首が固くなる。いわば柔軟性を失った足首の関節はガチガチに固まって、トレイルの不整地では足首そのものが平衡感覚を保てなくなるのです。

 「ジンバル」とか「スタビライザー」と言われる、アクションカメラ等を常に水平に保つデバイスをご存知だろうか?走りながらの撮影でも、映像が傾いたり揺れたりしなくなる機械のことです。

 足首は、体を安定させるスタビライザーの役割を持っています。足が着地するポイントがどんな路面(舗装路・地道)であっても、必ず水平レベルを保って足をきちんと着地させ…のです。着地する瞬間に足の裏センサーが路面の状況を感知し、足首にその情報を伝え、すぐさま足首は着地ポイントに対して適切な角度になるように着地に向かいます。

 転倒する状況では、人はバランス感覚を失います。体の水平を維持するために必要な感覚は耳の中の三半規管が司り、私たちは三次元空間を立体的に感知できます。しかし、地面に二本の脚ですっくと立ち、歩き走りするためには、足首のしなやかさも必要なのです。

 最近の私のやっているトレーニングは、一本歯下駄で河原の石畳を歩き走りすることです。足首の関節がこんにゃく化してしまったイメージを持ち、前進リラックスして駆け抜けます。

 こんにゃくはグニャグニャな固体。柔らかすぎる存在であるがゆえに、足首の関節に移植してみればきっと素晴らしいサスペンション効果を生み出すに違いないというイメージを持ちながら走るのです。

 一本歯下駄だけでなく、はだしで土や芝生の上を歩き走りして、足首のさらなるこんにゃく化現象を実践してみてはいかがですか。